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厚生労働省が、食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果を発表

 

食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定結果(平成28年9~10月調査分)

~福島原発事故以前の範囲内又は検出限界値未満~

 

厚生労働省は、国立医薬品食品衛生研究所に委託して、平成28年9月から10月に、全国15地域で、実際に流通する食品を購入し、放射性ストロンチウム(Sr-90)及びプルトニウム(Pu-238、Pu-239+240)の濃度を測定しました。

一部の試料から、 Sr-90 が検出されましたが、 事故以前の範囲内でした 。プルトニウムは検出されませんでした。なお、この結果は、過去 の調査結果と同様でした。

 

食品中の放射性物質の調査結果
~平成28 年9~10 月に採取した試料の放射性ストロンチウム及びプルトニウム濃度~

 

 

1.調査の目的
本調査は、平均的な食生活における食品中の放射性ストロンチウム及びプルトニウムの濃度に
ついて確認することを目的として、国立医薬品食品衛生研究所に委託して、平成28 年9~10 月
に実施した。
調査では、全国15 地域で、実際に流通する食品を購入し、食品中の放射性ストロンチウム
(Sr-90)及びプルトニウム(Pu-238、Pu-239+2402)の濃度を測定した。

 

2.調査の方法
○調査は、マーケットバスケット(MB)調査方式*により実施した。
○調査対象地域:下記の13 都道府県(15 地域)
福島県(浜通り、中通り、会津)、北海道、岩手県、宮城県、茨城県、栃木県、埼玉県、
東京都、神奈川県、新潟県、大阪府、高知県、長崎県
○測定方法:
① 平成28 年9~10 月に、各調査対象地域のスーパーマーケット等で市販された食品を購
入した。なお、購入に当たっては、可能な限り地元産品あるいは近隣産品等となるよう配
慮した。
② 購入した食品をそのままの状態、あるいは必要に応じて調理した後、食品摂取量の地域
1 本調査は、食品・添加物等規格基準に関する試験検査「食品中の放射性物質の摂取量等調査」(国立医薬品食品衛生研
究所)により、実施されたものである。
2 プルトニウム239 とプルトニウム240 は、それぞれの核種が放出するアルファ線のエネルギーがほぼ等しいため、通
常の分析では区別して定量できない。このため両核種の合計量として定量している。
(別添)
*マーケットバスケット(MB)調査方式
種々の化学物質の摂取量を推定するための調査方式の1つ。食品をその性質によって14 群
に分類する。食品群ごとに含める食品とその重量を決定した後に、小売店などで食品を購入し、
必要に応じて摂食する状態に加工・調理(水で煮る、フライパンで焼く等)し、摂取量に従っ
て混合・均一化した試料(以下「MB試料」という。)を作製する。なお、米及び飲料水以外
の群は、それぞれに10 程度以上の食品を含めるので、MB試料全体としては200 種類程度の
食品からなる。
別平均の分量に従って合計14 の食品群に分別し、食品群ごとに混合・均一化したものをM
B試料とした。
※MB試料は、210 試料(15 地域×14 食品群=210)を作製した。
※食品群の内訳
(1群)米、(2群)雑穀・芋、(3群)砂糖・菓子、(4群)油脂、(5群)豆、(6群)果実、
(7群)有色野菜、(8群)その他の野菜・漬物・きのこ・海藻、(9群)嗜好飲料、
(10 群)魚介、(11 群)肉・卵、(12 群)乳、(13 群)調味料、(14 群)飲料水
③ ②で作製したMB試料のうち、放射性セシウム(Cs-134 とCs-137 の合計)濃度が0.5
Bq/kg 以上となった1試料について、放射性ストロンチウム(Sr-90)及びプルトニウム
(Pu-238、Pu-239+240)の濃度を測定した3。

 

3.調査の結果
放射性ストロンチウム及びプルトニウムの測定対象となる放射性セシウムの濃度が0.5 Bq/kg
以上となったMB試料は、次のもののみであった。
表 放射性ストロンチウム、プルトニウムの濃度(210 試料中1 試料の濃度を測定)
地域 食品群
濃度 (Bq/kg)
Sr-90
Pu 参考
238 239+240 (Cs-134+Cs-137)
福島県(中通り) 5 0.064 ND(0.0006) ND(0.0006) 0.54

 

4.調査結果の考察
放射性ストロンチウム(Sr-90)の濃度は、 0.064Bq/kg(福島県(中通り)5群)であった。
このSr-90の検出濃度は低値であり、福島第一原子力発電所事故以前のSr-90の検出濃度の範囲内
であった。
プルトニウム(Pu-238、Pu-239+240)は、検出限界値未満であった。
3 放射性ストロンチウム分析は、文部科学省放射能測定法シリーズ2 に記載されているイオン交換法及び水酸化鉄(Ⅲ)
共沈法に従い、プルトニウム分析は、文部科学省放射能測定法シリーズ12 に記載されているイオン交換法に従った。
それぞれの結果は、生1 kg 当たりの濃度で表記し、試料調製日に減衰補正した。

 

出典:厚生労働省HPより

 

2017.08.25 更新