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下痢が止まらないカンピロバクターの食中毒

焼き鳥

焼き鳥は、子どもも大人も大好きです。鹿児島県などの地域では、焼き鳥の他に鳥刺しを食べる習慣もあるようです。しかし、新鮮な鶏肉が鳥刺しにしても大丈夫ではありません。鶏肉にいるカンピロバクターの食中毒に感染すると高熱が出て、数日間下痢が止まりません。

 

焼肉屋ではユッケを見かけなくなりましたが、焼き鳥屋では鳥刺しをよく見かけます。あまり、鳥刺しの食中毒のニュースをテレビ等で見かけることはありませんが、実際には鳥刺しの食中毒もよく耳にします。

 

鳥刺しの食中毒で、最もポピュラーなものがカンピロバクターの食中毒です。カンピロバクターは、鶏肉の内臓部分に常駐している菌です。

調理する場合は、内臓部分から調理を行うので鳥刺しをする場合は衛生上とても気を使わなければなりません。

「新鮮だから大丈夫」「お店で提供されたものだから大丈夫」ではありません。そして、食中毒になった場合、下痢は、かなりひどいので、小さいお子さんや高齢者も方、体力の弱い方が感染すると大変なことになります。

だから、鳥刺しは、小さいお子さんや高齢者の方や体力の弱っている方にはお勧めできません。また、2次感染を防ぐためにも、鳥刺しを食べたお皿やお箸を共有することは避けましょう。

 

カンピロバクターの食中毒に感染すると、発症するまでに1~7日間の潜伏期間があります。症状が出始めると40℃に近い高熱と腹痛、下痢になります。熱は下がっても、なかなか下痢の症状は数日間収まりません。

高熱と下痢になった場合は、「この1週間で鶏肉を食べたかな。鶏肉は、生煮えではなかったかな?」と考えてみましょう。

病院を受診する際、カンピロバクターの食中毒かどうかの判断基準になります。もし、摂食していたならば、検便後、便培養を行いカンピロバクター陽性かどうか調べてもらうことができます。

 

カンピロバクターの食中毒を防ぐには、鶏肉の常駐菌ですので取り除くことはできません。ご家庭では、鶏肉を調理しる場合は鶏肉の中心部を75℃以上で十分に加熱することが必要です。

また、調理した食器類も、十分に洗浄・消毒する必要がありますし、手も十分に洗浄しなければなりません。

 

もし、発症してしまったら、2次感染をふせぐためにも感染した本人をなるべく隔離します。食器、タオルは感染者専用を用意し常に洗浄したり、洗濯したりします。トイレに行く回数もかなり多いことが特徴なので、トイレからでる場合は、ドアノブ等も除菌すると良いでしょう。

 

食中毒で折角の食事会が台無しにならないためにも、珍しいのを口にする場合はそのリスクも知っておくと食中毒当の予防になるかもしれません。

また、食べ盛りのお子さんがいる部活動の食事会では、よく食べ放題が利用されますが、お店に事前に鳥刺し等の生ものは提供しないようにお願いすることも危険の回避につながります。

2018.11.06 更新