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食中毒(感染型・毒素型)の種類と特徴

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ニュースでも耳にする食中毒というと飲食店や惣菜店が原因だと思われがちですが、

家庭の食事でも起こる危険性がたくさん潜んでいます。

今回はそんな食中毒の原因と種類、それぞれの特徴などをご紹介します。

 

【食中毒とは】

食中毒とは、細菌・ウイルス・毒素が付着した食べ物を食べる事により、

腹痛、下痢、嘔吐、発熱などの症状を引き起こす急性の健康障害のことを言います。

 

食中毒のほとんどを占める細菌性食中毒が多発するのは6月~10月。

細菌は高温多湿を好むため、この時期に増殖しやすく食中毒が多発します。

またキノコやフグなどの自然毒による食中毒は、秋はキノコ(9月~10月)、冬はフグや生カキ(11月~3月)が多いとされています。

 

【食中毒の原因】

食中毒の原因になるものは、主に4つに分けられます。

 

・細菌

食品に混入した細菌性食中毒菌が原因で感染型と毒素型に分けられます。

感染型は、食品中に増殖した菌を食品とともに摂取し菌が腸内で増殖し症状を起こすものです。

毒素型は、食品内で菌が増殖して毒素を出しそれを摂取して発症する食品内毒素型と、

感染型と毒素型の2つの特徴を持つ生体内毒素型の2つに分けられます。

 

・自然毒

動物や植物が元々もつ有毒成分によるもので、

動物性自然毒にはフグ毒や貝毒、植物性自然毒には毒キノコやジャガイモの芽などがあります。

 

・ウイルス

人の体内で増殖し発症する「ノロウイルス」や「A型肝炎ウイルス」などがあります。

 

・その他

有毒な化学物質などを摂取した場合に起きます。

 

 

【主な食中毒の症状】

 

・サルモネラ菌(感染型)

動物の肉や卵についていることが多く下水や河川にも分布。

少量の菌で発症する。また熱に弱い。

 

・腸炎ビブリオ菌(感染型)

生鮮魚介類に多い細菌で塩分を好む。熱や真水に弱い。

 

・カンピロバクター(感染型)

鶏・豚・牛などの腸管などに存在し少量の菌で発症する。熱や乾燥に弱い。

 

・黄色ブドウ球菌(食品内毒素型)

人の鼻や喉の粘膜、傷口に多く付着している。

菌自体は熱に弱いが増殖する際に発生する毒素は熱に強い。

 

・ボツリヌス菌(食品内毒素型)

缶詰・瓶詰・真空パックの食品、ソーセージやハムに多い。

菌は熱に強いが毒素は熱に弱い。

 

・腸管出血性大腸菌(生体内毒素型)

飲料水や肉類などに多く、感染力が非常日強いので人から人へ感染することもある。

熱や消毒剤に弱い。

 

・ウエルシュ菌(生体内毒素型)

カレー・シチューなど、大量調理後に室温で放冷されたものに多い。

酸素が少ない状態で菌は増殖する。

 

・セレウス菌(生体内毒素型)

穀物加工物などの農作物に感染していることが多く、チャーハン・ピラフなどが原因食品になる。

 

・ノロウイルス(ウイルス型)

生カキや帆立などの二枚貝に多く冬季に多発する。人から人へ感染し、感染力が強い。

 

 

このように、私たちの身の回りには細菌やウイルスがたくさん潜んでいます。

食中毒の予防の為には、細菌をつけない(清潔)・増やさない(迅速)・殺す(加熱)ことが大事になります。

調理器具や手を清潔にし、食材を保存する際はすぐに冷却保存、食材にはしっかり火を通す、などを注意し、普段から食中毒の予防ができるよう心掛けるようにしましょう。

2018.07.04 更新