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食品検査における技術的な留意点(SCIEX)

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『食品検査における技術的な留意点をSCIEXが分かりやすく説明しています』

 

食品供給業者、生産者、メーカー、および規制機関は、より多くの分析物を短時間で正確に検査することが求められています。

食品の安全を確保するための「農場から食卓まで」アプローチは、原料から最終製品の流通に至るまで、業界で広く採用されています。

 

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食品には実際に何が入っているのでしょうか?

年間40億トン近くの食品が生産され、世界の約70億人を支えています。世界の食糧供給の安全性と品質は、人間の健康と繁栄の基盤となっており、汚染された食品は、急性または長期的な(時には生命を脅かす)健康上のリスクと結びついています。

食品汚染は例外なく誰にでも影響する問題です。食品生産者には、世界的な需要を賄うに足る量の食品を確実に生産するよう圧力がかかり、時には農場の生産性向上のために農薬や抗生物質等の化学物質を使用することがあります。そしてその残留物が後に生産された食品に蓄積する可能性があります。

製造工場では、様々な種類の製品を単一設備で処理することを求められることが多くあり、その結果、交差汚染のリスク(特定されていないアレルゲンの原因となる可能性)が生じることになります。

食品供給業者、生産者、製造業者、規制当局は、世界的な食品の安全性を確保するという使命を担っており、消費者が口にするものについて、安心してもらいたいと考えています。

食品の安全性検査では、何を調べているのでしょうか? 食品は、重金属、微生物汚染、アレルゲン、さらに農薬や混入物といった残留化学物質など、あらゆる種類の物質に汚染されている可能性があります。

食品に有害な汚染物質が含まれておらず、問題なく口にすることができる状態で食品が供給されているかを恒常的に評価するのは、食品業界の役目です。

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食品検査業での様々な試み

スーパーマーケットに行った時、食べても安全な食品を買っていることがわかれば、とても気分が良いものですが、それを支えているのは、食品検査業です。

食品研究者は、食品の汚染物質や栄養価の検査や、これらの各種化合物を検査する新しい方法の開発、さらに食品サンプルに未知の残留物質や混入物、他の化合物が存在する可能性の調査を日々行っています。

食品検査のワークフローを考える際には、多くの検討すべき事項があります。なかでも最も重要なことは、汚染を見つけることです。ひとつのエラーが、消費者の健康への影響や製品リコールなどの甚大な被害をもたらしかねません。

 

食品検査で最も考慮すべきこと

そもそも食品のサンプルは複雑なため、その分析は大変難しいものです。
食品製品は、タンパク質や炭水化物、脂肪、ビタミン(体に害のない化合物)から残留物や汚染物質(体に害のある化合物)まで、様々な化学化合物を取り合わせたものを含んでいます。食品検査機器の役目は、良いものの中から、不必要なものや害を及ぼす何かを見つけることです。

食品のサンプルは、腐敗しやすいため、効率よく適時に検査を行わねばなりません。食品検査ラボでは、多くの場合厳しい納期条件にさらされています。高精度の結果を出さねばならないというプレッシャーだけでなく、厳しい時間の制約下で仕事をなさねばなりません。

 

食品検査の技術的なステップ 

食品検査ワークフローには、多くのステップがあります。まず対象残留物を食品サンプルから抽出せねばなりません。そして、干渉化合物や不必要な基質成分(タンパク質や糖質、その他の内因性化合物など)があれば、測定値に影響を与えないように除去します。

次に、適切なテクノロジーを用いてサンプルを解析します。データ処理を行い、何か発見があれば報告します。それぞれの段階が、最良の解析結果を確実に得られるように戦略的に考えぬかれ、最適化されていなければなりません。

 

技術的な配慮が必要なポイント
パラメータ 概要
真度 分析結果が真の値にどれぐらい近いかを示し、多くの場合基準に対する一致が%で報告される
精度 独立した分析の結果が互いにどのくらい近いかを示し、多くの場合多数回の測定結果の再現性が(CV)%と して報告される
選択性と特異性 意図した測定値が対象化合物または対象汚染物質の存在によるものであって、他の影響(基質成分やそのほ かの化学物質や化合物など)によるものではないことの確からしさ
頑健性 変数や条件、外的要因の変化に左右されない手法であるかについての評価
感度 ブランクサンプル(ノイズ)に対する機器の反応と比較した場合の対象化合物の存在に対する機器の反応
信頼性 当該手法により偽陽性または偽陰性が生じることが「ほとんどない」あるいは「まったくない」状態であるこ との保証
信頼性は、上記5つのパラメータの強みを合わせた指標(日本の場合は、妥当性試験として広く知られてい る。食安発第1115001号(平成19年11月15日)「食品中に残留する農薬等に関する試験法の妥当性評 価ガイドライン」参照
* メソッド開発やバリデーションに欠かせない要素やパラメータは他にもあります。研究室は、ISO、SANCO、AOAC、そのほか国際的に認められている組織によって作成された手法開発やバリデーションに関するガイドラインに従うことが推奨されています。

 

すべては一つの疑問に集約されます

信頼性と確からしさ:陽性サンプルは、本当に陽性で、陰性サンプルは本当に陰性なのでしょうか?

こうしたすべての要素を考慮すると、食品検査の難易度がどれほど高いことか、お分かりいただけるでしょう。SCIEXは、食品検査を行う科学者に最高のテクノロジーとサポートを提供し、こうした難しい課題や需要を満たせるよう力添えをいたします。

 

もっと詳しく知りたい方は、SCIEXの「分析ガイドブック~食品の安全編」(ガイドブックはこちらから無料でダウンロードできます)をご覧ください。

【収録テーマ一覧】
①農薬検査
②抗生物質検査
③未知の混入物質のスクリーニング
④複数の混入物質の分析
⑤自然毒検査
⑥アレルゲン検査
⑦食品偽装検査とプロファイリング
⑧ビタミンと栄養成分

 


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「分析ガイドブック~食品の安全編」こちらから無料でダウンロードできます。 

 

出典:SCIEX (リンクはこちら

 

 

2017.12.01 更新