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食物アレルギーの基本

生卵

食物アレルギーは、最近ではたくさんの種類のアレルギーをお持ちの方が増えたので、ますます関心が高まっています。今回は、そのような食物アレルギーの基本的な種類や注意すべき事柄(食品)についてご説明します。

食物アレルギーの種類にはいくつかありますが、最も多いのは即時型です。即時型は、食後2時間以内に反応が現れます。これは、体内の IgE 抗体が食物に反応して、体の器官や臓器、皮膚などに症状が出るものです。
皮膚なら蕁麻疹、発疹、赤み、痒みなど、臓器や呼吸器系であれば、呼吸不全や腹痛などです。口腔アレルギー症候群や食物依存性運動誘発アナフィラキシーなどもこの一例です。

もう一つのタイプは、アトピー性皮膚炎タイプです。乳児アトピー性皮膚炎とも言われる疾患の一つで、この原因は食物アレルギーによる影響が強いと考えれられています。乳児の体内のIgE 抗体と血液のリンパ球の反応が同時に起こると、肌の痒みや湿疹などが出ます。細胞性免疫不全と考えられています。

3つ目は、アレルギー性胃腸炎です。これは新生児や乳児に良く起こる症状で、ミルクや母乳中の食物タンパクに起因することが多いです。症状としては下痢や嘔吐などで、酷ければ血便がでることもあります。これはほぼ細胞性免疫不全の影響によるものです。

アレルギーの原因となる食品は、3分の1以上は卵アレルギーが占めています。鶏卵によるアレルギー体質の方は、全体の3割以上です。
卵に含まれるオボムコイド、オボアルブミン、リゾチームなどの成分がアレルゲンとなります。

2番目に多いのは、乳製品です。牛乳、チーズ、バター、ヨーグルトなど全般的に乳製品だダメという人から、牛乳だけダメというひとまで人ぞれぞれです。乳製品には、カゼイン、βラクトグロブリン、αラクトアルブミンなどのアレルゲンが含まれています。

3番目に多いのは、小麦です。小麦には、α -アミラーゼイン、グルテンなどがあります。最近は小麦アレルギーの人が増えたのでグルテンフリーの食品が人気です。

アレルギーの方が気をつけるべきこととしては、もちろんアレルゲンの食品を食べないということが一番なのですが、全く食べられないということでもない場合もあります。低アレルゲン化という方法があり、食物に含まれるアレルゲンを処理して除去すればよいという食べ物も多数あります。

これを低アレルゲン化といい、さまざまな加工でアレルゲンを減らしたり、取り除いたりできるのでこちらも活用しましょう。

2018.10.23 更新