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シニア世代のインフルエンザとAHCC®

実験

ワクチンとAHCC®の併用で相乗効果を発揮 ~衰える免疫応答の活性化に有効~

(1)シニアは免疫が低下しており、インフルエンザが重症化し易いのでワクチン接種が推奨される。
(2)しかしながら、免疫機能が低下しているシニアは、ワクチンを接種しても免疫応答が良くない。
(3)ワクチンとAHCC®を併用した臨床試験で、シニアの免疫応答が上がり、インフルエンザ感染に対する防御が高まることが示唆された。

シニア世代のインフルエンザ予防はワクチンだけで大丈夫?

インフルエンザなどの感染から体を守るのは私たちの免疫機能です。しかし、免疫機能は20~30代にピークを迎え、その後は加齢に伴い衰えます。インフルエンザは、高齢者では重症化のリスクがあるため、ワクチン接種が推奨されていますが、一方で、高齢者は若者に比べ、ワクチンを接種してもインフルエンザに対する免疫ができにくくなることがわかってきています※1。つまり、高齢者はワクチン接種をしたからといって、必ずしもインフルエンザを予防できるわけではない可能性があるのです。

※1 Pulendran B et al.(2015)Immunity. 43(6):1186-98

 



■AHCC®の摂取で抗体価が上昇

米国ミシガン州立大学で実施されたヒト臨床試験において、インフルエンザワクチン接種の直後からAHCC®を一定期間摂取することで、免疫応答を高めることがわかりました。特に、60歳以上の被験者では、60歳未満の被験者に比べ、ワクチンとAHCC®の併用により免疫細胞である2種類のリンパ球の数が約2倍になりました(図1)。つまり、加齢の影響で免疫応答が低下しているシニア層は、AHCC®をワクチン接種と併せて使用することで免疫応答が良くなるのです。

 

●CD8+T細胞…ウィルス感染細胞を殺傷する。免疫の司令塔的な役割を担う。
●NKT細胞…様々な異常細胞を殺傷。生体防御に欠かせない。

【試験概要】
AHCC®投与によるインフルエンザワクチンへの免疫応答の変化を、健常人30名によるランダム化比較試験で評価しました。被験者は、インフルエンザワクチン接種直後からAHCC®を1日3g摂取しました。ワクチン接種前と接種3週後に被験者の血液を採取し、免疫担当細胞であるCD8+T細胞とNKT細胞の変化を調べました。本研究結果は、Elizabeth M. Gardner et al.Nutrition Research, 33(1), 12-17 (2013)にて詳細をご確認いただけます。

AHCC®の免疫増強の作⽤メカニズム アミノアップ化学 学術開発室室⻑ ⾼成準の解説

AHCC®は主に体内の細胞性免疫の仕組みに作⽤して、免疫担当細胞の働きを調整すると考えられています。

 

その主役となるのがT 細胞であり、サイトカインという⽣理活性物質によって分化、成⻑することが知られています。AHCC®を摂取している⼈では、IL-12 やIFN-γ といった細胞性免疫の働きを活性化するサイトカインが盛んに産⽣されることがわかっており、前述のデータは、こうした作⽤メカニズムが関係していると考えられます。
近年では、免疫細胞の1 つであるマクロファージの増殖促進とその機能の活性化、⽩⾎球の増殖促進と腫瘍攻撃⼒増強、NK(ナチュラルキラー)細胞の機能の活性化といった作⽤がAHCC® にあることも基礎研究レベルでは分かっています。

■AHCC®とは
AHCC®は、キノコの菌糸体を長期間培養して得られた抽出物で、部分アシル化α1,4グルカンを含むのが特徴です。いわゆる健康食品として、1989年の発売以来、世界中の医療機関や大学で研究されており、信頼できる製品として愛用されています。開発国の日本のみならずヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニアなど広範囲で販売されており、現在では統合医療の一手段としても取り入れられています。

■株式会社アミノアップ化学
1984年設立以来、「自然の恵みで世界の人々を笑顔にする」というミッションのもと、科学的に裏付けられた機能性の高い素材の開発を行っています。2011年9月に工場と事務所棟を新設。事務所棟は「エコハウス棟」と呼ばれ、太陽光発電、地中熱ヒートポンプ、雪冷房システムなど70項目の環境技術を導入し、CO2排出量50%削減を達成しています。
URL:https://www.aminoup.co.jp

2017.12.26 更新