日本初、胚培養液中のミトコンドリアDNA濃度評価によって体外受精胚の着床能指標を提供するサービスを開始
不妊治療中のご夫婦に向けて、体外受精時に得られる胚培養液中ミトコンドリアDNAの濃度評価を行うことにより、着床能の指標とする新たな評価法の取り組みが始まりました。
株式会社ゲノムクリニックは、不妊治療中のご夫婦に向けて、体外受精時に得られる胚培養液中ミトコンドリアDNAの濃度を評価することにより、着床能の指標とする検査「MitoCheck(ミトチェック)」の提供を開始しました。
胚培養液中ミトコンドリアDNAの濃度評価に基づく着床能指標の提供 MitoCheck
MitoCheckとは?
体外受精胚から培養液へと放出されるミトコンドリアDNA(MtDNA)の濃度を評価することで、着床能の指標をご提供する検査です。
最近の研究により、胚から培養液へと様々なDNAやRNAが放出されていることが明らかとなっています。
https://genome-clinic.co.jp/mitocheck/
同一の培養条件下で得られた胚においては他の評価法に本手法を加えることにより、着床率の上昇が期待できます。
またコンタミネーションの評価やコントロールとして利用するために、培養に用いていない同ロットの培養液を少量ご提出いただきます。
MitoCheck検査の方法
ご利用シーン
現在、体外受精胚の移植順決定は主に形態学的評価に基いて行われています。Veeck分類やGardner分類といった伝統的な評価法は着床率の向上に大きく寄与しています。
所要日数
所用日数は約10日間です。
*新鮮胚移植には対応していません。
検査結果の報告の仕方
培養液ごとのMtDNA濃度をRealtime PCRのCt値に基づき濃度順でご報告します。
株式会社ゲノムクリニックについて
株式会社ゲノムクリニックは、「知ることで、救える命を増やす」をビジョンとして掲げ、これから到来する「より多くの人がゲノム情報を健康に活かす時代」を見据えて、ゲノム解析の医療実装化を目指すべく立ち上がった企業です。
日進月歩の本領域では、技術的課題解決が必要であると同時に、法的・倫理的・社会的議論が必要です。
会社概要
会社名:株式会社ゲノムクリニック (英語名:Genome Clinic Co.,Ltd.)
所在地:千葉県千葉市中央区中央2丁目5番1号
設立日:2018年4月24日
資本金:300万円(2018年4月24日現在)
役員:代表取締役 共同経営責任者(医療・テクノロジー管掌) 曽根原 弘樹
:代表取締役 共同経営責任者(経営・ファイナンス管掌) 麻生 要一
会社HP:https://genome-clinic.co.jp/
2018.05.07 更新