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新米店長に贈るお局様パート攻略法をご紹介  店長×アルバイト コミュニケーションギャップ 調査レポート

ツナグ働き方研究所は、雇う側(=飲食店店長)と働く側(=アルバイト・パート)の間にあるコミュニケーションギャップについて世代別調査を実施し、ギャップ解消に向けたヒントを探りました。その第一弾は、就任5年未満店長vs35歳以上主婦パート編。新米店長に贈る『お局様パート攻略法』です。

空前の採用難。2018年は「スタッフの離職抑止」が最大の経営課題として、さらにクローズアップされる年となるでしょう。

アルバイト・パート労働市場において、スタッフが辞めていかない職場環境を作っていくには、多様な属性、あるいは幅広い世代で構成される職場のコミュニケーションギャップを解消することが急務です。

 

新米店長×35歳以上主婦パート コミュニケーションギャップ

 

※表の見方について

職場における代表的なコミュニケーション20項目を抽出。雇う側の店長(5年未満)がOKと思う割合を、縦軸にプロット。働く側のパート(35歳以上主婦)がOKだと思う割合を横軸にプロット。(1)右上…店長もパートもOKの相思相愛ゾーン、(2)左上…店長はOKだがパートはNGという地雷ゾーン、(3)右下…店長はNGだと思っているがパートはOKという遠慮ゾーン、(4)左下…店長も主婦もNGという不必要ゾーン。(2)と(3)のゾーンにコミュニケーションギャップが偏在。

【ギャップ(1)】店長側は、ベテラン主婦に業務を依頼すること自体が難しい

新米店長からみたベテラン主婦パートは、職場コミュニケーションの取りづらい代表格といえるでしょう。特に「お局様」といわれるような影響力を持ったスタッフは厄介です。彼女たちをうまくハンドリングできなければ、人間関係に溝ができて職場の秩序は乱れます。居心地の悪い職場環境に耐えかねて、スタッフが次々と辞めていき職場は空中分解しかねません。そういった意味でお局様攻略は職場マネジメントの要諦といっても過言ではありません。

しかしながら、やはり若手店長はベテラン主婦パートに対して、コミュニケーション上で苦慮しているようです。そもそもパートタイムで働く35歳以上の主婦は、ほとんどの方が仕事より家庭が優先。

そのためか他の属性と比較しても、NG(受け入れられない)項目が多い傾向にあります。結果的に(2)の地雷ゾーンのコミュニケーションギャップが多くなっています。

その内容は「個人目標設定」「リーダーへの任命」「キャンペーンへの協力」などの項目で、業務の負担が重くなるのを嫌う傾向が見受けられます。仕事を依頼する立場の新米店長にとっては難しいコミュニケーションギャップです。

 

【ギャップ(2)】ベテラン主婦側は、日常会話で店長にもっと積極的に話しかけてきてほしい(グイグイきてほしい)

逆に、パートの主婦はOKだと思っているのに、店長のほうがNGだと考えている(3)の遠慮ゾーンは、「ニックネームで呼ぶ」「ダジャレ・おやじギャグ」「タメ語での会話」といった日常のコミュニケーションばかりでした。

「遠慮しないで、もっとグイグイきてよ!」というベテラン主婦パートの心の声が聞こえてくるようです。ベテラン主婦全般に対する調査でさえ、このようなギャップが見られるのですから、気の強そうなお局様に対しては、若い店長の腰が引けてしまうのは容易に想像できます。

しかしここにコミュニケーションチャンスがあるのです。若い店長が、彼女たちの懐に飛び込んで、その距離をうまく詰めることができるかどうか。

「遠慮」の壁を超え、少しずつ心を開いてもらうことが、お局様攻略の第一歩となります。

 

■ツナグ働き方研究所とは…

アルバイト・パート専門の人材コンサルティング会社、株式会社ツナグ・ソリューションズを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。

少子高齢化による労働力人口の構造変化やIT技術の進化、グローバル化による産業構造変化が加速する中、ますます広がりを見せるアルバイト・パートを中心とした多様な労働市場において、「個人の価値観が尊重される働き方」「現場の人材が最も輝く働き方」「21世紀をリードする多様な働き方」をテーマに、調査・研究・開発に取り組む。

所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)にて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、リクルートの主要求人メディア編集長を歴任した「アルバイトの専門家」として活動している。

2018.01.30 更新